最新Sei(SEI)ニュース更新

CMC AI提供
27 September 2025 08:20PM (UTC+0)

TLDR

Seiは機関投資家の採用拡大と技術アップグレードを進めつつ、市場の逆風にも対応しています。最新の動きをご紹介します。

  1. Crypto.com Custodyとの連携(2025年9月19日) – 増加するバリデーター活動に対応し、SEI資産の機関向けセキュリティを強化。

  2. PayPalのステーブルコイン連携(2025年9月19日) – PYUSD0がSeiの高速処理を活用し、グローバルなDeFi決済を実現。

  3. V3 Gigaアップグレード開始(2025年9月23日) – 20万TPSを目指し、Seiを最速のEVMチェーンに位置付け。

詳細解説

1. Crypto.com Custodyとの連携(2025年9月19日)

概要:
Crypto.com CustodyがSEIを機関向けの資産保管サービスに追加しました。これにより、コールドウォレットでの安全な資産管理やステーキングが可能になります。これは、Seiのバリデーター数の増加(トークンの81.55%がステークされている)と、規制に準拠したインフラへの機関需要の高まりを受けた動きです。

意味するところ:
規制されたカストディサービスの導入は、大口投資家の参入障壁を下げるため、SEIにとっては追い風です。特に高頻度取引を重視するSeiの戦略と合致します。ただし、発表後にSEI価格は4%下落し、市場全体の調整も影響しているため短期的な売り圧力も見られました。(CoinJournal)

2. PayPalのステーブルコイン連携(2025年9月19日)

概要:
PayPalのステーブルコインPYUSD0がLayerZeroを通じてSeiネットワークと連携し、クロスチェーンでの即時決済が可能になりました。これにより、Seiの1億1388万ドルのTVL(総ロック資産)と拡大するDeFiエコシステムを活用できます。

意味するところ:
PYUSD0の導入は流動性向上に寄与するため、SEIにとっては中立からやや好材料です。ただし、PayPalユーザーがどれだけオンチェーン金融に移行するかが普及の鍵となります。Franklin Templetonなどの伝統的金融機関との提携は長期的な価値を示唆しますが、現時点では週次で13%の価格下落を止められていません。(Binance News)

3. V3 Gigaアップグレード開始(2025年9月23日)

概要:
SeiのV3「Giga」アップグレードが稼働を開始し、20万TPS(秒間取引処理数)と400ミリ秒以下の取引確定時間を目指しています。また、バリデーターの参加拡大により分散化も強化されました。

意味するところ:
このアップグレードは、特に取引に特化したdAppsにとってSEIの技術的信頼性を高める好材料です。ただし、「最速のEVMチェーン」という主張を裏付けるには、実際の利用環境での持続的な処理能力の証明が必要です。アップグレード後もSEIの価格は2024年の最高値から39%低い水準にあります。(DeFi Mago)

結論

Seiは機関向けインフラの整備と技術的なスケーラビリティの向上でL1チェーン競争のダークホースとしての地位を築きつつあります。しかし、マクロ経済の影響やSolana、Aptosなどの競合チェーンの存在が課題です。Gigaアップグレード後にSeiのEVM性能が実際のdApp成長につながるかが今後の注目点です。

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